住まいの購入を考えたとき、新築か中古かは始めの分かれ道になるポイントだと思います。
何となく新築の方が綺麗でいいイメージがあるかもしれませんが、実は中古マンションにも優良物件は数多く存在します。
今回は中古マンションに優良物件がある理由と見分け方のポイント、そしてよく聞く未公開物件についての注意点などを解説していきます!
中古マンションに優良物件はある?
中古マンションと新築マンションの違いは、以前人が住んでいたかという点です。
つまり一度誰かに選ばれたことがある物件ということなので、基本的な生活環境が整っていることは確約されていると考えてもいいでしょう。
気になる方は前の住民の売却理由を業者にたずねてみるとよいでしょう。
また、当たり前ですが中古マンションは新築マンションよりも前に建てられています。
そのため、今から建てられるマンションよりも先に住みよい場所をとって建てられた物件も多く、立地のよい魅力的な物件も存在します。
中古マンションが優良物件かを見極めるポイントは?
立地、治安、利便性など住まいを探すにおいて重要視しているポイントは人それぞれあるものです。
条件に合う物件を見つけて、さらに予算内におさまっているなら最高ですよね。
しかしその物件が中古マンションならば、本当に良い物件かを見極めるためにぜひ見ていただきたいポイントがあります。
それは壁や天井、柱など建物の構造の部分です。
中古マンションは購入するとある程度リフォームすることができますが、構造は規約により手を加えることができない部分があったり、出来たとしても莫大な費用がかかってしまうことがあります。
よって構造がしっかりしているかを見るために、下記のポイントに注意しましょう。
・雨漏りはしていないか
・壁にへこみがないか
・天井や床にシミがないか
・耐震性に問題はないか
・建物全体が傾いていないか
・外壁にひび割れがなかったか
また、もうひとつ注目したいのがマンションの管理状態です。
管理が行き届いているマンションは建物の状態や住民の意識もよく、そういった物件は築年数にかかわらず人気があって資産価値も高いです。
マンションの管理状態を見るには、以下のポイントに注目して見てみましょう。
・集合ポストの周りにチラシなどが散乱していないか
・住民に対しての注意書きがやたらと多くないか
・指定の駐輪場以外の場所に自転車や原付が放置されていないか
未公開物件は信じていいの?
未公開物件とは
物件探しをしていると不動産のホームページなどに「未公開物件あります!」といった文があるのをみかけたことはないでしょうか?
未公開物件とは、ホームページやチラシなどでは一般的に公開されていない物件のことです。
買ってほしいなら情報を出した方がいいのでは?
と感じるかもしれませんが、情報が公開されていない理由としては以下のようなものがあります。
・売り手が近隣住民にマンションを売却していることを知られたくない
・売り手がまだ引っ越し前で内覧に来てほしくない
・業者が物件の希少性を出したい
・業者が買い手の人柄を見てから紹介したい物件だと考えている
・業者が売り手と買い手両方から手数料をもらおうと考えている
・広告の掲載枠数の都合
売り手側の理由も業者側の理由もありますが、基本的に物件自体に問題があるわけではありません。
こうした未公開物件の情報も得ることによって中古マンション探しの選択肢は広がります。
紹介してもらえるかは業者と信頼関係を築けているかにもよりますので、コミュニケーションはしっかりとるようにしましょう。
未公開物件を見る際の注意点
未公開物件は一般的には公開されていない物件ですので、掘り出し物が見つかる可能性があるのは確かです。
しかし、見る際には下記のポイントに気を付けておきましょう。
・必ずしも優良物件であるとは限らない
・実は未公開物件ではない場合がある
未公開物件を見ることができているというとなんだかお得感がありますが、
未公開だからといって必ずしも優良物件であるとは限りません。
他のマンション探しと同じく、自分の希望する条件や予算にあっているかをしっかり見極めましょう。
また、本当は未公開ではない物件に特別感をつけるために業者が未公開をうたっているばあいもありますので注意しましょう。
優良物件を見つけるには業者との信頼関係を大切に
未公開物件の情報を得るには業者と信頼関係を築くのが大切だとお話ししました。
業者や売主も人間ですので「この人のために頑張りたい!」という感情での動きが少なからずあるということは覚えておきましょう。
・事前にアポイントをとる
・ありのままの条件を伝える
・電話で連絡ができるようにする
このあたりをしっかりするだけでも、業者側の物件紹介のしやすさは変わってきます。
業者をしっかり味方につけて、優良物件を手に入れましょう!